私は電車に乗った。追記版。あなたはハエを超えられていない。
私は電車に乗った。電車が動き出した。
ふと目の前のドアのガラスの外に目をやるとそこには、ハエがいた。
ハエが電車のドアのガラスの外に張り付いていた。
凄まじいスピードで動く電車。
だがハエは振り落とされることが無い。
そのまま隣駅までついた。
隣駅につくとハエは飛び立っていった。
私がちょうど降りる予定がある駅で
ハエが飛び立っていったということである。
つい最近、カメムシが同じ場所に張り付いて動かないという所も見たりもした。
シンクロニシティーである。
もっと自由に楽しく生きて良いんだよ、人生一度きりだよと
虫達が私の事を笑いにきたのだと私はそう思っている。
人間には決してできない事をハエは私の目の前でやってのけたのである。
人間が思う以上に昆虫には底知れない力がある。
ハエは人間には決して出来ない事を軽々と成し遂げた。
ハエに出来て人間に出来ない事は無いのである。
だが人間は自らに限界を作っている。
だからハエにさえ負けるのである。
この世で出来ないことは無い。この世に不可能な事は無い。
その事をハエは分かっている。人間もそのことに気付くべきであるということである。
この世で出来ない事は無い。この世に不可能な事は無いのである。
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私は電車に乗った。追記版。あなたはハエを超えられていない。
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