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Channel: 寺本まこと。無宗教のブログ。
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弱者がたくさんいる世の中は弱者に対して厳しい世の中である。

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弱者がたくさんいる世の中は弱者に対して厳しい世の中である。
何故なら弱者に優しい世の中であればそもそも世の中に弱者は存在出来ないからである。
弱者が強者として引き上げられるような世の中は弱者に対して優しい世の中である。
高度経済成長期に生まれた人達の子供が今の2~30代の若者達である。
高度経済成長期は物質的には豊かだったけれど精神的には貧しい時代だった。
弱者に人権は無く強者のみが生き残るような時代だった。
1990年代は高度経済成長期生まれが労働者として社会を支えていた時代った。
高度経済成長期からの精神的な貧しさ(弱者に人権は無く強者のみが栄え成功すれば良いというような価値観など)は
1990年代に熟成期を迎えた。2000年代になるとそうした精神的な貧しさを表わすような新自由主義が世の中で
もてはやされるようになった。この頃、日本は強者と弱者とで明確に社会面や生活面で差が開いてきた。2020年代になると
高度経済成長期生まれの親から生まれた子供が2~30代となり、社会の主力となっている。
高度経済成長から続いている弱者に人権は無く強者のみが栄えれば良いという価値観は2020年代になり完成を迎えた。
小倉智昭さんが医者から突き放されて自宅療養をしてそのまま亡くなったというニュースがあったが
あのニュースはまさに弱者に人権は無いという今の世の中を表わしているように思った。
今の世の中は弱者が多いがそれほどまでに弱者に厳しい世の中であるという事である。

政治家の山本太郎さんがあなたを幸せにしたいんだというキャッチフレーズを選挙ポスターに書いていたが
あなたを弱者から強者にしたいんだという言葉が最も正しいのである。
誰もが学校を卒業したらサラリーマンとなり日本社会を支える。それこそが本来の日本の在り方だった。
だが今や日本社会は非正規雇用が当たり前となり弱者は弱者のまま人生の一生を過ごさなくてはならなくなった。
弱者に優しい世の中ならこの世から弱者は消えてなくなる。だが弱者に厳しい世の中ならこの世から弱者が消えてなくなる
という事はない。生活保護とは本来は弱者を強者にする為の制度である。ひろゆき氏は生活保護をとれるならとったほうが良いと
よくメディアで発言しているが本物の弱者は定期収入も無いので社会や国の足を引っ張るだけである、ゆえに定期収入(生活保護)を
得て社会や国に金を支払い弱者から強者へと変わっていってくれよと。私から言わせれば生活保護をとれる人はとった方が良いという言葉
の意味とはそういう意味であると思う。アメリカでは万引きをする人達が大勢いる。万引きをするような人達は弱者である。
ゆえに国や社会が万引きをするような弱者を強者へと引き上げていくしかないのである。
弱者を強者へと引き上げる方法。徴兵制よりも、もっとも確実な方法は、誰もが正規雇用される社会を実現する事である。
すなわち誰もが貧する事が無く豊かになる社会を実現する事である。
この世の中が異常だから誰もが引きこもりになるんだと山本太郎さんはおっしゃいました。
私は山本太郎さんのその言葉を見て、この世の中が引きこもりに厳しい世の中だから引きこもりは減らず増え続けているんだという事が
本当の事であると私はそう思いました。
引きこもりに優しい世の中なら引きこもりは減る一方になるからです。
肥満になる事に対して優しい国アメリカで餓死者が増えるという事はあり得ない事です。
今の2~30代の若者のやり場のないネガティブなエネルギーは新政権を樹立させるために動きました。
それが国民民主党の躍進へとつながったのです。
ジョー・バイデンは弱者を弱者のままにした。
そのせいでアメリカ国内で弱者は増えた。
弱者を強者へと引き上げる人物、それがドナルド・トランプでゆえに
弱者達は、こぞってドナルド・トランプを支持した。
ゆえにドナルド・トランプが大統領選挙で当選したのは当然の結果だったのである。
弱者に出来ることは何か。それは、国や社会や血統、家系にNOを突きつける事である。
それは国力の衰退や社会の衰退や少子化に表されている通りである。
おひとり様(おひとり様=誰とも同居せず一人で暮らしている独身の人の事)という言葉が今世の中でブームである。孤独死という言葉も今世の中でブームである。
今の世の中は弱者が強者へと引き上げられていく事が無い。だから弱者が出来る事は
ただ座して死を待つのみという事のみであるという事である。
ゆえにおひとり様や孤独死が右肩上がりに増加していくのは当然の事である。
弱者が強者へと引き上げられる世の中に弱者は存在出来ない。
だが弱者が強者へと引き上げられない世の中から弱者が消えるという事はない。
弱者の数が100万人いたとしてその100万人を強者へと引き上げられない世の中は
弱者に対して厳しい世の中であるとしか言いようがない。弱者に厳しい世の中で弱者は強者にはなれなくて
強者には優しい世の中。これではいずれ日本の人口の大多数が弱者となって少子化や人口減少が引き起こされてくる。そして社会的な格差も拡大してくる。
まさに今の日本社会そのものである。弱者を強者へと変化させる、引き上げる。この事が今政治に企業に人々に求められている事である。


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